2006年・北海道・道南の旅
北国の古代史探索とブナ撮影
北国の空は激しく変わる。 天候異変の今年だけだろうか?
梅雨のない北海道へ!
激しく変わる天候にも恵まれ、傘をさしての行動は無かった。夜中に雷鳴が轟き大雨が、地走川宿泊地で! そのほかでは昼の行動時間帯では良かった。
北海道の夜明けはAM4時半で、日の出は4時45分頃のはず。 何処に宿泊しても早く眠る癖がある私には有り難い!
東北6県と新潟県を足したほどの面積の北海道と言われている。
それにしても広いし、動いている。新しくなって行くのか? 所によって進みすぎる気配が感じられ、所によって進まない・進めるにも方法がない所との差が有り過ぎるかのように、立地条件の違いが出てくる。
四方海(日本列島しかり)に囲まれ背後に高い山の環境によっての生活レベル・今後の発展の基礎が、過去にもそのような条件での差が出るいることが感じられる。
だけど、北海道は動いていることだけは確かだ! それにはその土地の特徴を生かして存在価値を示そうと! だけど季節の制限のあるこの地に長期計画が成り立つだろうか? 激しく動いているところ(変化しているところ)と動くにも身動きが取れないところの差が歴然と出ての落差?が見えてくる。
北限ブナ林としての黒松内の「ブナセンター」HPが、私のホームページのリンクの一番にありながら、宿泊場所の紹介を依頼しても、返事を貰えなかった。 已む無く黒松内駅前の「小間旅館」に宿泊した。
何故か、ホテルも本島の観光人を招きいれる環境も無いようだ! インターネットで「国の指定された遺産」として、全面にブナを演出している気配が感じられ、土地・近郊の住民だけが「ぶな温泉」を楽しんでいるようだ。ブナ林に対しての奥行きが感じられないのが残念だが、実はもっと無関心でそっと静かにしてやりたいのが本音だ! 道内での関心事は如何なものでしょうか?
江別市などは、自然林を生かした学園都市的な感じで、区画整理(北海道の主な都市は区画化されている)された素晴らしい都市のように見えるが、当地には宿泊のホテルがない。札幌市が近くにあるためか、観光宿泊所がない。 駅前旅館に宿泊したが食事は普段の常連の客と一緒でありながら札幌並みの料金とは?
道路状態の良いのは以前から、誰からも走行と事故に忠告されていたが、 のんびりと赤信号でも悠々と大通りを横切り、 併行走行でもわが庭を走るが如く、思いつきに左折する車には危険を感じた。
ところが、知床から層雲峡への石北本線での北見市のドライバーは恐ろしいというより正しいのかも??? 冬の間の癖が夏にも抜けないのか? 広い四車線でも追い越し車線を制限時速(50K?)で、左の走行車線ががら空き! 広い土地を最大限に?? 我々にしては、無駄な走行方法という・人迷惑なとも?!
北見市内は通過だけだが、感じたところだが、黒松内町や江別市とは違い一流のホテルを見た。 大雪山の山中での大都市を見た。動きが激しそうだ!
何故か?を調べてみたい!
広いのと各地の条件が違うための各差が?(立地条件による?)が今後も激しくなるだろう! 地方財政がが緊縮化されその土地の産業が少ない、季節的な 短期間の勝負になってしまう世の中に、老兵が増えての存在価値が無くなりかけている現在では。
南茅部町を「ふんどしの町」と表現した考古学者がいるが、事実だなあ!と感じた。 漁業以外の産業は? 南茅部町が今回、函館市合併となったが、難しい行政の問題が?? 自分の知らないことだ!!
知床は死の果て! 即ち人を寄せ付けない半島であることもよく分かった。
フェリー乗船距離を外して、走行が実質3,778キロ。 大阪・敦賀が302`×2で604`を差し引くと3,174`を北海道内を走ったことになる。その中で効率の悪い道探しが可也含まれている。
我が家からキリンラガー(350mm)30缶持参と途中デスカウントショップで二ケース、合計78缶が無くなり、昼の食事は、コンビニのサンドイッチと缶ビールとカップラーメン(これが自分の旅の常食!)で殆どの昼食を済ませた。
サンドイッチのサービス点数を纏めるのを忘れて母さんに叱られる。だけどこのコンビニの店員・店長は土地の地図には詳しいので便利だった。酒専門店まで教えてもらった。
ホテルなどの夜食での魚類は、大阪では年間通じて、今後も食べられないでしょう?
ホタテ・アワビ・ウニ・イクラ・イカ(中でも「ホテルひろみ荘」での朝食のイカの刺身の食べ放題・展示館の女性に聞いていたから尚!)・カニ・ホッカイシマエビ・ヒメマス・カレイ・ホッキ・ホッケ・ホヤ等など。昼がカップラーメンと缶ビールだから余計に旨いこと! だけど北海道の人々は食卓に出ているのだろうか? 羨ましい!
勝手な観察で善し悪しはご勘弁を! それにしても北海道は広く、原野を先祖の人々が汗して切り開いたであろうこの土地! 素晴らしい風景だった。留まることなく動いていることが肌身で感じた。
古代史の探索に北が、 奥深い古代史、近畿では考えられない?、自然の豊かさに実感して驚いた。
近代史は浅いかも? 土地の形成も新しいかも! 現実の土地も動いているかも? しかし古代史は遠くて深い!
こせこせとした所の無い親切な人ばかりで楽しかった。
植生も素人ながら、北限のブナ林と名を出し、石狩低地帯? 石狩以北とオホーツク海界隈と可也の差が有るように思っていたが、如何せん、常呂、紋別・網走辺りの広葉樹林が繁殖していた。 ブナ科のミズナラ・カシワ・ナラ・コナラ・シラカバ・オニグルミ等、黒松内ではシロブナ・ホンブナなどが繁殖して素晴らしい。 地球の温暖化?により、今後は可也植生もあらゆる変化が生じるのではないだろうか?
神居古潭地域と植物
神居古潭は植物地理学上、温帯から寒帯への移行帯であるといわれ、神居古潭を境にして南に広がる一帯は黒松内低地帯、北に広がる地帯は寒帯林トドマツ帯である。
神居古潭ストーンサークルの所在する一帯は、ミズナラ、カンバ類、カラマツ、ホオノキ、ヤチダモなど天然の広葉樹林に覆われ、トドマツ、エゾマツなど寒帯林の代表種である針葉樹が自生しているところは希である。
広葉樹は樹齢200年以上、径60cm以上の形質良好な大径木に富んでいる。
この地域は、旭川地域でも遺跡の稠密なことで知られており、縄文時代後半からアイヌ期までの遺跡が、石狩川両岸を中心に分布している。
(旭川市教育委員会 遺跡報告の一部抜粋)
思うがままの20日間の旅も楽しかったです!
各所の感想と実績は左記を宜しく!! 撫 樹林拝