森町のストーンサークル―A

鷲の木5遺跡の環状列石の現状保存が決まりました。

2005年2月16日、北海道と日本道路公団はこの環状列石を、地下にトンネルを掘ることによって現状保存とすることに合意したと公表されました。
保存区域は国の史跡として指定する最小限の広さとし、トンネルの工事区域を85メートルとすることになったそうです。

列石の構築年代
   約4000年前−縄文時代後期前葉−

列石の構造
   外帯、内帯、中央帯の3重に石が丸く並べられる。

列石の規模
   外  帯  長軸約37メートル   短軸約34メートル
   内  帯  長軸約35.5メートル 短軸約33メートル
   中央帯   長軸約4メートル    短軸約2.5メートル

石材
   近くの桂川の川原石

石の数
   約530個 

その他
 石の下に墓はない。   
   列石を作る際あたりの地面を削って平らにする工事をしている。
   儀式の跡と考えられる砂利のかたまりが5ヶ所あり。   
   竪穴住居の跡などは見つかっていない。   
   埋設土器が1ヶ所見つかる。